
半音下げチューニングとは
ギターのチューニングには半音下げチューニングというものが存在します。
めんどくさがりの私はレギュラーチューニング派ですが....。
半音下げチューニングは60年代にジミ・ヘンドリックスがはじめ広めたと言われるチューニング法だといわれています。
ヘビーメタル、ハードロック系のギタリストにちらほら見られますね。
ギターのチューニングを全弦半音下げただけなのですが、ヘヴィーな音が楽しめます。
また、弦のテンションが下がるため、握力のない人にとって弾きやすいチューニングです。
余談ですが、オジーオズボーンのギタリストとして有名なザックワイルドは自身のバンド"Black label sociaty"で2音半下げまで挑戦しています。弦のテンションがなくなりベロンベロンの状態になりますのでベース弦を張っていたそうです。
むやみに下げすぎると音程が判別しにくくなるので注意してください。
ここでは半音下げチューニングの方法、魅力を説明します。
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ヘビーな音を求めるなら半音下げ
ギターのチューニングを半音下げるとどうなるか.....?
弦のテンションが下がり、音にハリがなくなります。
音にハリがなくなる、輪郭がぼやけることから音がヘヴィーに聞こえます。
違う表現をすれば丸くなる、暖かい音になるといったところです。
半音下げチューニングにすると弦の張力が下がりますので握力がない方でも弾きやすくなります。
弦の反作用が弱まるのでピッキングも楽になります。
バンドサウンド的にはキーが低い方に広がるのでボーカリストは楽になります。
鍵盤楽器の人には黒鍵が増えるので弾きにくいかも知れません。
半音下げチューニングのやり方
全弦半音下げるだけです。
クロマティックチューナーをお持ち方は
注意すべき点は
オクターブチューニングが崩れる場合があります。
半音下げチューニングに限らず弦のチューニング変えた場合は注意が必要です。
例えば、レギュラーから半音下げにする場合は
弦に巻きぐせがついておりチューニングが安定しないことがある。
ダウンチューニング色々
半音下げチューニングに代表されるレギュラーチューニングより音を下げるチューニングをダウンチューニングと言います。
たくさんのギタリストがその響きに惹かれ様々なチューニングに挑戦しています。
ここでは、大幅な変則チューニングをのぞく簡単なチューニングを紹介します。
全弦1音下げ
全弦1音下げたチューニングです。半音下げより弦のテンションが弱まりよりヘヴィーなサウンドになります。
同時に音の輪郭が丸くなるので高音弦では柔らかいトーンを出せます。
ドロップD(6弦1音下げ)
このチューニングは6弦のE音をD音に合わせるものです。チューナーと呼ばれるワンタッチで6弦をD音にできる装置が付いているギターもあります。
サウンド的には厚みと迫力が増す感じです。
ドロップDにする簡単な合わせ方
レギュラーチューニングの場合、6弦をDにしますので4弦とオクターブ違いになります。
4弦開放(D音)を鳴らし参考にしながら6弦の音を同じD音に合わせます。
オクターブの響きはわかりますか?
わからない方はこの際覚えてしまいましょう。
最後に
ギターのチューニングはたくさんあります。
押尾コータローなど曲ごとにチューニング変えるギタリストもいます。
この場合変則チューニングといい、ジミーペイジが得意としてますね。
チューニングも表現方法の一つだと思います。
バンドサウンドが軽いと感じた場合は半音下げなどにチャレンジするのも良いと思います。
また、握力がなくレギュラーではきついという方にもダウンチューニングは有効です。
私はアコースティックギターは全弦1音下げにしています。
エレキからアコギに持ち変えると弦のテンションに違和感を感じるので始めましたが、
サウンド的にもお気に入りです。
是非試してみてください。もしかしたらFコードも楽に弾けるかも知れませんよ。